事故物件について

2020.04.04

あまり書かれることがない物件ですが、あえて書きます。

事故物件とはご存じのように、不動産物件内で不慮の事故等があった物件を指しますが、人が亡くなっている物件ですので、売りたい方も購入物件を探している方も取引を躊躇されます。

どちらかと言えば、売主さんは何らかの事情で手放したいばかりですから、買主さんのほうが顕著に躊躇もしくはそもそも検討物件に入れません。

①どうせ売れないのでは・・・

②売れたとしてもかなり安くなるだろう・・・

そう思われると思います。

結論、①は×で、②は△です。

断言しますが事故物件は売れます!

じゃあ、どんな方が買うのかですが、これは多種多様という他ありませんが、代表的な購入者は「投資家」の皆様です。

投資家の方々のエネルギーは、このコロナ不況の中でも衰えることを知りません。確かに、某金融機関の不正融資の件で、金融庁や金融機関が融資案件をキツめにしている状況はありますが、購買意欲は高い状態を維持していると体感しています。

投資家の方々は、概ね直して賃貸をします。もちろん、事故の件はお伝えしたうえで賃貸契約を結んでいらっしゃいます。(私が知るかぎりでは)

以前、私が担当させていただいた事故物件は、ネット掲載直後に、なんと10数件!の問い合わせが入り、一気に弊社の人気No.1物件となりました。あまりにも問い合わせが多く、他の仕事が回らないため、4時間程度でネットから降ろしました。

そして後日、わりとタイミングよく、内覧希望の方が同じ日に来ていただけることになったのです。診療所さんのように「次の方、どうぞ!」的な内覧会となりました。

その日6組の内覧があったわけですが、内4組が購入に前向き、内2組がその日のうちに申込書を提出されました。

そして、2組の申し込みのうち、業界では有名な白服大家さん(仮)が緻密な交渉と譲歩を繰り出し、見事落札されました。

 

 

確かに、価格は表のそれよりもだいぶ下がりました。

しかしながら3年ほど空き家として放置され、固定資産税がかかるうえに、ご近所からも良く言われていなかったでしょうから、売主様はほっとされたご様子でした。

後日談ですが、白服大家さんによって蘇った事故物件の空き家は、ほどなくして借り手が現れ、無事に運用できているとのことでした。

 

上記エピソードを、当時のことを振り返りながら書き、合間に白服大家さんに連絡しました。このご時世ではありますが、連絡した際も物件を見に行くと仰っておりました。大変逞しいと感じます。混沌の世の中ではありますが、生き抜くために貪欲に行動していらっしゃいます(ただ単に、そういったことがお好きということもあるのでしょうが)。

繰り返しになりますが、コロナウィルスが渦巻く昨今であっても、投資家の方々は元気です。やりようによっては高利回りを期待できる事故物件は、今でもすぐ販売可能です!

一点、投資家の方々の名誉のためにお伝えしますが、ただ単に儲けているわけではありません。リスクを一身に背負って、頭と行動で戦ってらっしゃいます。

もし、現在事故物件の処分等でお困りでございましたら、一度ご相談ください。投資家様ネットワークに縦覧させていただき、早期解決を試みます。0562-43-8885

もちろんですが、事故物件でなくても扱いが難しい物件等あればなんなりとご相談ください。

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